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成瀬は天下を取りにいく/年代流行

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成瀬は天下を取りにいく
  • 発売日:2023年3月17日
  • 著者:宮島未奈
  • 出版社:新潮社
  • ジャンル:連作短編集、青春小説
  • ページ数:208ページ

【解説】
第39回『坪田譲治文学賞』。滋賀県大津市を舞台に、主人公・成瀬あかりの中学2年生の夏から高校3年生の夏までの間の出来事を描く5編と、外伝的作品「階段は走らない」1編の全6編から成る。

【あらすじ】
成瀬あかりは14歳の夏休み前に、幼馴染の島崎みゆきに「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」と、コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、ローカル番組「ぐるりんワイド」の生中継に映ると告げる。成瀬は西武ライオンズのユニホームを着て西武大津店に通うが、テレビ中継は成瀬を避けるように放送される。成瀬は夏休みが終わり2学期が始まっても西武大津店に通い続ける。閉店の日の朝、祖母を亡くした成瀬は学校を休んで彦根での葬儀へ向かい、島崎はユニホームを着て西武大津店に向かう。

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